ファイファン7
めちゃくちゃ感じ悪い中二病。その真実は自分、仲間、果てはプレイヤーまでミスリードさせていた設定を解き明かす瞬間で作品に深く心を掴まれた人は多いのではないだろうか。岡部倫太郎といいみんなこういうの好きよね。
発売前に『でっかw穴に指入れて振り回してるやろw』(Vジャンプ読者の感想)と言われまくってた剣にもストーリーが有り、関連作品出しまくって無事23年後にリメイクもされる神ゲェとなりスクエニの†守護者†となるFF7を盛り上げた主人公。でもデジキューブと映画は護れなかった。
俺はNintendo64を親に買ってもらえなかった。スマブラができなかった。
94年にはPlayStation発売、96年にはNintendo64が発売。もうすぐ西暦は2000年になろうというのに、スーパーファミコンでせっせとダビスタで未勝利引退馬作成を繰り返していた小学生。マチカネイワシミズでは駄馬しかできないからオオシマナギサが出るまでリセマラをしたこともあった。
そんな1997年1月31日、FINAL FANTASYの最新作"Ⅶ"がPSから出る。
97年といえば香港返還があった年である。もちろん小学生にそんな意識高い記憶があるはずもなくWikipediaを見て書いている。年表見返して記憶があったのはダイアナがパパラッチに追われて事故死したことくらいである。藤田菜七子騎手もこの歳生まれだそうな。
FFの機運高まるも我が家はドラクエ派閥、というか親父がドラクエとダビスタしかやらないものだからその影響である。ゲームの嗜好は家庭に影響された人間は少なくないんじゃないかと思う。
でも俺はPSが欲しかった。ついに母親に買って貰う約束をするも、近所の店舗はどこも売り切れ。毎日近所のゲームショップを見ては肩を落としていた。ちなみにすでにFF7発売からは半年以上が経過していた。
そしてついに近所のTVパニックにPSが5台ほど積まれていた瞬間に立ち会う。
急いで帰宅して(5分もかからない)母親に話して一緒に買いに行く。しかしなんと、1時間ほど経過して店に行くともう品切れであった。そんなすぐなくならないでしょうという理由で母親が俊敏に動いてくれなかったので記憶はないけど多分死ぬほど後から暴れたと思う。
結局それからまたしばらく経った後、ついに品薄を理解してくれた母親の協力でPSを買ってもらったのである。
メモリーカードとかいうのも一緒に買わなくてはいけないらしい。詐欺かよ、と当時は本気で思った。今この歳で改めて考えるとカートリッジの原価高いし容量とか内部電池によるデータ消失リスクを鑑みるとめちゃ良いことなのに、人間は自分の知らない世界には恥知らずなほど主観でケチをつける。
それはともかくとして、念願のハードを手に入れた少年が一緒に買ってもらったソフト、そう、それこそが
7の流れをぶったぎってこいつを買って頂いた。今でもナンバーワン神ゲェ。
実際に7をやるのはこの更に後である。
6までのドット絵2Dの雰囲気を一気にイメージチェンジさせ、フィールドはポリゴン3D、戦闘に至っては更にリアルに近づいたFF界、さらには一般ジャパニーズゲーマーへの革命児であった。昔中古でやす~く買った4を一瞬で投げ出した俺的にはナンバリングタイトルは初めてなのでそんな感情はなかったけれども。何ならエアリスのスカート、歩いたら割れるしズボンやんだっさとしか思ってなかった。ガウチョはブスという気づきをこの時点で得ていたのである。
自分自身、ゲームから得られる対価が金額に見合わない環境になってしまったのか今回のFF7リメイクを購入していない、というかFF7に限らずコンシューマーはほぼ手を出していない。PS4を買ってやったゲームがボーダーブレイクとモンハンワールドとオブリビオンだけ、しかも今は台所に追いやられ、お香を置かれる始末。
しかしこのご時世、友人やストリーマーの配信がワンクリックで見れる環境だとついつい見てしまい、ええなあという感情が少しずつ湧き出てきた。精神をゲーム内に自己投影して夢中になっていたあの頃、ミッドガルの他の魔晄炉を見てみたい、街の全景を見てみたい、ここは自分の住む世界だから。人間が作ったビジネスモデルなんていう感情はなく、そこはただただもう一つの現実なのだ。
その願いを汲み取ったかのように細かい出来がひと目見ただけで感じ取れるような美麗なグラフィックが胸に刺さった。現代語訳では『トゥンク』らしい。エアリスと一緒に歩いているのを見るだけで20年ぶりくらいにあっちの世界に行ってしまった。
一つ思うのはこれは思い出補正なのだろうか。エヴァ新劇場版のように違う世界線ではないかと考察する人まで出てきて、それは個人的にはとても胸躍り(旧FF7は最後まとめきれずに終わったので開発は不満だったという話も聞くので)期待してしまうのだが、それは自分たちが同年代と共有してきた思い出に補正されているんだろうか。
懸念したところで何も変わらないけど、若い子に受けなくて売上見込めないまま頓挫してまた未練の残る終わりに向かってほしくないなあと思ったので、お金に余裕が出てきたら支援していきたいかも。かも。
みんなもやってほしいからFF7(旧)のキャラ紹介しちゃうね。
いかついおっさんに見えるけど女の子。女の子なのでデートイベントもちゃんとある。すぐ感情的になるし小物だし、私怨復讐を正当化して直接的に罪もない人を殺すという最強お気持ち表明をする。仕返しされて自分周りの罪もない人も殺されてしまいPlay Of The Game。お前はコレルで何を学んでミッドガルに来たんだ。好きなサンリオキャラはクロミちゃん。
割と悲しい過去を背負ってるあたりもメンヘラを加速させている。本当に親族じゃなくてよかった。
活発でいやらしい外見とは裏腹に、内向的でものをはっきりと言わない言えない女さん。スクウェアおたく籠絡開発部門で長年の研究の末リリースされた対童貞最終決戦兵器なのでもちろん処女でタバコも吸わないしパチンコも競馬もしない。こじらせたタイプの処女でなく貞操を守るタイプの処女。いきなり告られたよく知らない村の陰キャを王子様と妄想するくらい人が良くて純朴。ネットワークビジネスをすごい笑顔で勧めてくる。
スクウェアチャラ男籠絡開発部門で長年の研究の末リリースされた対ウェイ最終決戦兵器。会話が上手だしはっきり物を言うし積極的。太もも触ってくるしパンツ脱がすときはちゃんと腰を上げてくれる。三代目 J SOUL BROTHERSが好き。
行きつけのホストクラブがヤクザと揉めていると聞き、手打ちのお願いに出向いたところ下っ端の鉄砲玉に殺されてしまう。リメイクではどうなるかが注目。
■レッドⅩⅢ
エアリスとセックスできると聞いてわざと神羅に捕まったけだもの。故郷ではハゲみたいな名前のハゲと暮らしていた。ペディグリーチャムが好き。
■岡田彰布
第30代阪神タイガース監督。選手としても阪神で活躍し、掛布、バースと1985年のバックスクリーン3連発をしたことでも有名。なんJでも『コレは教育やろなぁ』『(アカン)』などの名言で人気。FINAL FANTASYシリーズには出てきません。
■ケット・シー
親方!!猫が喋った!!!!!
FF界が誇るタバコをポイ捨てするDV男。ロケットで突き抜けられなかった。
期待されていたロケット発射計画が頓挫したため、村では『ED』と呼ばれている。
仲間にするのがとんでもなく苦労する割に、勧誘成功するとパーティのマテリアを奪い逃亡するという旅を終了させかねない重大インシデントを起こす前代未聞の女さん。エウレカを最速で配信するおっさんとは別人。飛空艇でゲロ吐きも日常茶飯事で、度重なる勤務態度の問題により人事部の判断でエンディングには出してもらえなかった。
ちなみに小学生時の自分は彼女にガチ恋していたので、デートイベントのために好感度上げまくったらバレットが来てPTSDになった。
好きな女がキモ男に孕ませられた挙げ句、胎内で人体改造をされてラスボスになってしまったかわいそうな男。ショックすぎて何十年か引きこもっていたところをクラウドに起こされて恋敵と好きな女の息子を殺しに行く決意をする。武器は脚の間に立派に備わったリボルバー。性欲が盛んで高ぶると獣になってしまう。
キモオタの息子。正義感が強く心優しい英雄だったが、五等分の花嫁が五月押しだったためにクラウドの故郷ニブルヘイムを焼き払い、メテオを呼んで星の破壊を目論む。